4-2. 「あなた」と「商品のあなた」は同じではない
さて、
あなたという登場人物が
きちんとキャラクターになりました。
このキャラクターとしてのあなたを分かりやすくYOUさんとします。
あなたは例えばプライベートで
街を歩くとき、食事をするとき、家で過ごすとき、映画を見るとき、
ありのままのあなたで充分楽しんで構いません。
ただ、頭の中できちんとYOUさんならどう感じ、行動するだろうかということも忘れないでください。
あなたは趣味の深夜アニメのキャラTシャツが買いたい。
もしYOUさんが着ても問題ないというブランディングをあなたがしているなら迷うことはありません。
でも、顧客に公開するYOUさんにはちょっと着せられない、と考えたとします。
予算に余裕があるなら買って、プライベートに使ってください。
仕事に着ていくものを探していたなら諦めて次回購入してください。
あなたの持ち服のどこからどこまでを公開するかという問題についても事前に考えておくと、意外とYOUさん用の洋服が少なかったり、YOUさんにはギャップが全くなくてつまらなかったり、そんなことに気づきます。
あなたはYOUさんを自由にカスタマイズできます!
もし、
こんなのは本当の自分ではないのでは?
と苦しく思うなら、自己分析を何度でも徹底して行い、ありのままのあなたが支持されるために必要なものを考え直してください。
あなたが素直に楽しく取り組めるブランディングが正しくて、ずっと無理し続ける必要があったり、苦しみながら誇張するブランディングは間違いです。
ただ、ちょっと背伸びする程度のことは構わないと思います。大抵そういうものはだんだんと板について、いつの間にか等身大になっていたりします。
あなたはあなたに誠実に、
商品としてのYOUさんをより魅力的にプロデュースし、マネジメントしていくのです。
楽しいことだと思いませんか?