タレントのセルフマネジメントを考えてみる

事務所にいても仕事がなかったり、マネージャーさんが忙しくて相談に乗ってもらえなかったり、そもそも事務所に所属していなかったりするアーティストやタレントがまずすべきこと、それが「セルフマネジメント」だと僕は思っています。 ちゃんと考えたことがなかったり、やり方がもし分からないでいるなら、ちょっとだけ参考になるかもしれません。

3-1. SNSの取り扱いについて

今回はSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の扱いについて少し触れます。

特に、もしあなたがリアルな活動が少ない売り込み中のタレントなのであれば、インターネットを活用するのはとても有効だと思います。


ブログ、FacebookTwitter、もしもあるのならYouTube
仕事とプライベートは分けるべきです。
プライベートな内容でFacebookをしたいなら、面倒でも(顧客に分からないように)2つのアカウントを持ちましょう。

このあたりは曖昧にしがちですが、それは仕事の自覚が不足していると言わざるを得ません。


仕事用に設定したSNSは全て連動させ、
マメに更新するのがいいと思いますが、
これもきちんとルールを決めておけば更新頻度はあなたがやりやすいようにしてください。


顧客の認識はあなたが作るのです。


毎日更新するあなたには、顧客は
「マメだな」とか、「仕事意識高いのかな」とか、色々想像します。


いつも3日に1回くらいのペースで更新するあなたなら、
たまに2日連続で更新した記事に
「珍しい。重要なことか、何か特別楽しいことがあったのかな?」と期待したりします(だから、その時は本当に楽しそうな話題か重要な話題を提供するのがいいと思いますが)。


あなたが取る全ての行動は、
必ず何かメッセージを発信することを覚えておいてください。
そして、あなたが自分を分析し、自分のブランディングをしっかり行えば行うほど、
あなたの行動には一貫性が生まれます。

つまりあなたは、顧客があなたという人のイメージを想像しやすく、応援しやすく、愛しやすいタレントになったのです。



そして一貫性のあるあなたは同時に、顧客をある記事に注目させたり、心配させたり、記事を拡散させたりコメントを投稿する習慣を付けたりすることができるようにもなっていきます。



ちなみに、あなたが今「色んな面があるよね」と褒められていたとして、それが

「何を考えているのだろう」と惑わせるミステリアスなブランディングをしている結果なのかと、

ブランディングなしで色々方向を変えていて、「何を考えているのだろう」と思われてしまっているのかは大きな違いがあります。


ミステリアスを求める人も、そう思ってもらえるための戦略がもちろん必要です!


次回に続きます。