タレントのセルフマネジメントを考えてみる

事務所にいても仕事がなかったり、マネージャーさんが忙しくて相談に乗ってもらえなかったり、そもそも事務所に所属していなかったりするアーティストやタレントがまずすべきこと、それが「セルフマネジメント」だと僕は思っています。 ちゃんと考えたことがなかったり、やり方がもし分からないでいるなら、ちょっとだけ参考になるかもしれません。

1-2. あなたの強みとアピールポイントの設定②

さて、あなたはいつでも、ありのままのわたしでいたいかもしれません。
わたしはあなたがありのままのあなたを100%信頼して愛していることについては大賛成です。


でも、これはビジネスで、これは戦略です。
あなたにカリスマ的な魅力があるか、
大きな事務所やパトロンのバックアップがいつでもあるのでなければ、
100%プライベートなあなた自身で勝負するのは
ちょっとおすすめできません。



本当はそこまでお菓子作りが好きでなくても、そこに強みを置くと決めたら好きになってください。
または、とても好きなふりをするべきです。



容姿の美しさを強みにするなら、
中途半端な写りの悪い写真を妥協して使うのはやめましょう。
あなたはあくまで自然に(またはそう見えるように)写真に収まり、それはいつ見てもセンスが良く、綺麗であるべきです。


逆もあります。
容姿の悪さを強みにするなら、やはりこちらも中途半端にかわい子ぶった盛り写真なんて載せないことです。
たまたま奇跡の一枚が撮れたら、
あなたのキャラが定着した頃にネタや意外な一面として使用するべきです。
あなたのファンは、あなたの飾らないひたむきなところや面白さに興味を持ったのに、変に色気付くと違和感を感じたりします。


まず、あなたの持っている要素を
紙に書き出して、
そこからメインで推していく
あなたの強みをピックアップしましょう。


この作業にどれだけ時間をかけ、
しっかりと煮詰めたかで
あなたの(顧客が感じる)タレントとしての価値は大きく変わります。


次回に続きます。